ソフトバンクのミニフィットプランに変更すべき？デメリットは？解約方法まで全解説

ソフトバンクのミニフィットプランってお得？と思っていますよね。

結論から言うとミニフィットプランは、データ通信量が毎月1GB未満の場合にだけお得になるプランです。

もし1GB以上利用するのであれば、ソフトバンクのもう1つのプランであるメリハリプランを契約した方がお得になります。

またメリハリプランは「みんな家族割+」の割引対象ですが、ミニフィットプランは対象外なので、みんな家族割+対象の家族や恋人がいる場合はメリハリプランの方がお得になる場合が多いです。

この記事ではミニフィットプランの料金やメリハリプランとの比較のみでなく、旧プラン「ミニモンスター」との比較結果やプラン変更の方法もまとめたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ソフトバンクのミニフィットプランとは

ソフトバンクのミニフィットプランとは、毎月のネットの利用量(＝データ通信量)に合わせて月額料金が変化するプランです。

利用可能なデータ通信量は最大で5GBまでで、5GBを超えて利用した場合に最大128Mbpsの通信制限がかかってしまうため、ほとんどネットを利用しないという人向けのプランとなっています。

また2020年3月から提供が始まった5Gスマホにも対応していますが、従来よりも高速通信・大容量で高性能な5Gスマホには、すぐに通信制限がかかってしまうミニフィットプランは向いていないため、ここでは従来から使われている4 LTE対応のプランについて説明します。

ソフトバンクのミニフィットプランの月額料金

ミニフィットプランの月額料金は【データ通信量に合わせた定額料金+通話オプション+割引】で成り立っています。

ミニフィットプランの最安値は2,178円で、最も高くて10,208円とかなり差があるので、自分ならいくらになるのかを確認してください。

定額料金はネットの利用量に合わせて変わる

定額料金はこの表のように3段階で料金が決められていて、1番安い1GB未満に抑えるにはスマホをほとんど利用しないようにしなければなりません。

1GBでどのくらいネットを利用できるのかの目安をまとめました。

この4つのみを利用した場合なので個人差はありますが、1GBに抑えるには1ヵ月間でだいたい上記の利用量に抑える必要があります。

特に動画の再生をする際にデータ通信量を多く消費し、4.5時間の視聴で1GBを消費してしまいまうため、動画の視聴をする際はWi-Fiに繋げるなどの工夫をしなければなりません。

ただ、たまにメールを送り合ったりネットで検索するだけであれば、ある程度利用してもあまりデータ通信量を消費しないので、そのような人なら1GBまでに抑えることができるでしょう。

「半年おトク割」で安くなる

半年おトク割とは、ミニフィットプランに申し込んで下記の条件を満たした人が適用される割引のことで、半年間／毎月1,100円が月額料金から割り引かれます。

このように条件が少し厳しくなっており、プラン変更をしただけでは割引の対象にはならず、機種変更や電話番号の移行に伴うプラン変更でなければいけません。

また、「ミニモンスター」や「ウルトラギガモンスター」といったソフトバンクの旧プランを契約している人は「1年おトク割」が適用されているため、①の条件を満たしたとしても割引の対象とはならないので注意してください。

「おうち割光セット」で安くなる

おうち割光セットとは、対象のスマホプランと対象のネット回線をセットで契約することで、ミニフィットプランの月額料金が毎月1,100円割引になるというものです。

家族が対象のスマホプランと対象のネット回線を契約していれば、自分は対象のスマホプランのみ契約しているだけで割引が適用されますし、家族とは一緒に住んでいなくても適用されます。

対象のネット回線は「ソフトバンク光」だけでなく「ソフトバンクエアー」や「Yahoo! BB ADSL」なども対象です。

ただしソフトバンク光の場合、「光BBユニットレンタル＋Wi-Fiマルチパック＋ホワイト光電話／光電話（N）＋BBフォン／BBフォンのいずれか」の3つの有料オプションに加入する必要があります。

通話料金

ミニフィットプランの通話代は「20円／30秒」でかかりますが、別途お得な通話オプションを契約することができ、オプションは2種類あります。

通話オプションを契約する目安を計算したところ、月に5分以内の電話を5回以上する人は『準定額オプション+』を契約した方がお得で、月に合計50分以上電話をする人は『定額オプション+』を契約するとお得になりました。

ただ、LINEなどのアプリを使った通話は今紹介した通話オプションと関係なく、スマホの電話番号を使った通話のみが対象です。

家族間の通話は無料

詳しくはこれから説明しますが、「みんな家族割+」という割引の条件を満たしている家族や恋人との通話は、24時間無料です。

そのため、主に家族としか電話をしないという人は通話オプションを契約する必要はないでしょう。

ソフトバンクのミニフィットプランと他のプランとの比較結果

ソフトバンクで現在提供している「メリハリプラン」との比較結果や、ミニフィットプランの旧プランである「ミニモンスター」との比較結果をまとめました。

どのプランを契約しようか迷っている人や、旧プランからプラン変更をしようか迷っている人は参考にしてください。

毎月の通信量が1GB以上ならメリハリプランの方がお得

毎月のデータ通信量が1GB以上の人は、ミニフィットプランよりもメリハリプランの方がお得です。

このように、1GBまでの場合はミニフィットプランが1番定額料金が安いことが分かります。

しかしメリハリプランは、データ通信量が2GB以下の場合に定額料金が1,650円割引になるため、1GBを超えてからの定額料金はミニフィットプランと同額です。

メリハリプランはSNS使い放題でさらにデータ通信量が50GBまで利用可能なのに対して、ミニフィットプランはSNS使い放題でなく最大5GBまでなので、同額を支払うならメリハリプランを契約した方がお得になります。

「みんな家族割+」の対象者の人数によってはさらにお得

そして「みんな家族割+」の対象者が何人いるのかによっては、さらにメリハリプランの方がお得になります。

もし対象者が4人以上いるなら月額料金が2,000円割引になるため、メリハリプランの月額料金は以下のようになります。

データ通信量が1GB以下ならミニフィットプランと同額、1GBを超えてからはメリハリプランの方が2,000円安くなるので、対象者が4人以上であればメリハリプランにしておいた方がいいでしょう。

通話オプション利用者なら旧プラン(ミニモンスター)の方がお得

ミニモンスターとは、2020年3月11日に新規受付が終了したミニフィットプランの1つ前の旧プランで、ミニフィットプランと同じようにスマホのデータ通信量に合わせて定額料金が変動するプランです。

ミニモンスターとミニフィットプランとの違いをまとめました。

データ通信量はミニフィットプランは最大5GB、ミニモンスターは最大50GBまで利用可能ですが、その分の月額料金は1,000円高いですし、1GB以上利用するならメリハリプランの方がお得です。

ミニフィットプランは契約期間の縛りが無くなって契約解除料がかからなくなったため、解約するときのことを考えるとミニフィットプランにプラン変更をした方がいいかもしれません。

ただ通話オプションに関してはミニフィットプランの方が300円高いため、解約の予定がなく通話オプションを契約している人はミニモンスターのままの方が月額料金は安いです。

ソフトバンクのミニフィットプランのメリット

ソフトバンクのミニフィットプランを契約する、またはプラン変更をするメリットをまとめました。

契約の縛りや解約違約金がない

ソフトバンクのミニフィットプランには契約期間が設けられていません。

スマホには2年間の契約期間の縛りがあり、2年以内に解約してしまうと高額な違約金を請求されてしまうのが一般的でしたが、ソフトバンクでは2019年9月13日以降からそういった縛りを設けることをやめました。

そのためミニフィットプランにプラン変更した場合、2年間の縛りなしで利用でき、いつ解約しても違約金を請求されることはありません。

ソフトバンクのミニフィットプランの注意点

ミニフィットプランの唯一の注意点を解説します。

「みんな家族割+」の割引対象外

「みんな家族割+」とは離れて暮らす家族や、一緒に住んでいる恋人や友達が対象プランを契約していれば、毎月のスマホの月額料金が割引になるというものです。

対象者が2人なら550円、3人なら1,650円、4人以上なら2,200円が、1人1人の月額料金から割り引かれます。

ただミニフィットプランはみんな家族割+の対象者としてカウントはされますが、月額料金の割引はされないので注意しましょう。

例えば、現在提供されているもう一方のプラン「メリハリプラン」は割引が適用されるので、『AさんとBさんがメリハリプラン／Cさんがミニフィットプラン』だった場合、AさんとBさんのみ1,650円割引になるということです。

ソフトバンクのミニフィットプランの申し込み方法

ミニフィットプランの申し込み方法を3つに分けて説明します。

プラン変更の場合

現在「ミニモンスター」や「ウルトラギガモンスター」などのソフトバンクのスマホプランを契約している人は、プラン変更をすることでミニフィットプランに申し込むことができます。

プラン変更は会員ページの「My SoftBank」「ソフトバンクショップ」「My SoftBankアプリ」の3つのうちどれかで手続き可能です。

1番簡単なのは「My SoftBank」での手続きで、こちらのリンクから「My SoftBank」にIDとパスワードでログインをしたらすぐにプラン変更の画面が出てくるので、プランやオプションを選択して、案内に沿ってタップしていけばプラン変更が完了します。

もしソフトバンクショップでプラン変更をしたい場合、運転免許証などの本人確認書類が必要になったり、店舗によっては予約制となっている可能性があるので、しっかりと確認してから行くようにしましょう。

ちなみにプラン変更は無料ですることができ、基本的にプラン変更をした翌請求月からメリハリプランが適用されます。

他社からの乗り換えの場合

auやドコモなどのソフトバンク以外の携帯電話会社を利用している人は、乗り換え手続きをすることでミニフィットプランに申し込むことが可能で、以下の3つが必要になるので準備しておく必要があります。

MNP予約番号はauやドコモなどの今契約している携帯電話会社でもらうことができますが、有効期限が15日間となっているため、取得したらすぐに乗り換え手続きをしなければなりません。

乗り換え手続きをするにはソフトバンクショップに行く必要があるので、近くのソフトバンクショップの営業時間や予約制かどうかを確認してから、必要なものを持参して行くようにしましょう。

新規申し込みの場合

現在スマホをもっておらず初めてスマホを契約するという人は、ミニフィットプランに新規申し込みをしましょう。

新規申し込みに必要なものはいくつかあり、1つでも欠けてしまうと申し込めない可能性があるのでしっかりと確認してください。

新規申し込みはソフトバンクのオンラインショップ、またはソフトバンクショップで手続きをすることができます。

もしオンラインショップで申し込んだ場合、スマホが届くまでに審査完了後2~3営業日ほどかかるので覚えておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ミニフィットプランはデータ通信量に合わせて月額料金が変わりますが、お得になるのはデータ通信量が1GB未満の場合のみです。

普段からほとんどスマホを利用せず、たまにメールやネット検索を利用するような人や、Wi-Fi環境が整っていてデータ通信量を消費しないような人であれば1GBに抑えることが可能でしょう。

しかしデータ通信量を1GB以上利用する人は、メリハリプランの方がお得になりますし、家族や一緒に住んでいる恋人や友達が3人以上いる場合、「みんな家族割+」で2,200円割引になるので、確実にメリハリプランの方がお得です。

一方ミニフィットプランは「みんな家族割+」の割引適用外になっているので、申し込みたいという人は注意してください。

また、旧プラン「ミニモンスター」からのプラン変更を検討している人は、通話オプションを契約している人で解約の予定がない人のみ変更した方がいいでしょう。